日本ハム・大谷翔平投手(21)が31日、千葉・鎌ケ谷市の2軍施設で行っていた国際大会「プレミア12」に向けた最終調整を打ち上げた。開幕戦となる8日の韓国戦(札幌ドーム)での先発登板が濃厚な右腕は、世界の強豪相手に予習なしで臨む。
「シーズン中も映像は見ない。参考にしても、頼ることはないです」
1週間前に「侍ジャパン」のチームから大谷を含めた代表選手に、タブレット端末「iPad」が届けられた。日本を除く11カ国・地域の選手の映像やデータが詰まった貴重な秘密兵器。何度もチェックすると思いきや、無視を決め込んだ。
決してデータなどを軽視しているわけではない。シーズン中から、直接対戦した際に得られる感覚を大事にしてきた。初対戦の打者が多い国際大会といえども、本番前の全体ミーティングまでは、結果を残してきた自己流を貫きたい。大谷の考えだった。
この日は、フリー打撃で快音を響かせたが「プレミア12」では投手に専念する。2日の代表合流を前に「バットは持っていかない」と明言。大会が終わるまでは、二刀流を封印する。
舞台は日本と台湾。岩手・花巻東高3年時の18Uワールドカップ(韓国)以来、自身2度目となる海外での戦いだが台湾出身の同僚、陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)に話を聞き「小籠包がおいしいみたいなので、食べたいです」と食事面の不安も感じていない。「やるからには勝ちたい」と目指すは世界一だけだ。 (中田愛沙美)
★中田は
侍ジャパンに選ばれている中田は2軍の施設でフリー打撃を行ったが、「プレミア12」に向けて不満の残る最終調整となった。納得するスイングができず、バットを地面にたたきつける場面も。2日から代表合宿がスタート。険しい表情で「頑張るだけや」と短い言葉に力を込めた。