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【球界ここだけの話(272)】Jrが大活躍の山本功児さん「僕はニセコージでいいんです」

山本功児氏

元ロッテ監督・山本功児さん(63)の息子で福岡・九州国際大付属高の山本武白志(3年)が、夏の甲子園で4番・三塁として、3本塁打を放つ大活躍をみせた。

私が功児さんを初めて取材したのが2005年の巨人ヘッドコーチ時代。遠征先ではよく食事に連れて行ってもらい、ラウンドワンのバッティングセンターに行ったこともある。

札幌遠征では「武白志からもらった扇子がないって!!」とちょっとした騒ぎに。前夜食事した店でみつかったのも、懐かしい思い出だ。

コーチ退任後、巨人戦解説で広島にやってきたときのこと。お好み焼き店の女将さんが「山本こうじさんて3人いらっしゃいますよね?」と気を遣った感じで質問した。

広島で「山本こうじ」といえば、何といってもミスター赤ヘルの山本浩二さん(68)。その店は堀内前監督ら巨人関係者も行きつけの店で、女将さんは巨人に山本幸二さん(現スコアラー)という同姓同名がもう一人いることを知っていた。

すると功児さんは「山本浩二さんは法政(大学)の先輩で尊敬していますから。僕はニセコージでいいんです。よく広島や甲子園で野次られましたけど、僕は関西人ですから。ああいうジョークはOKです」と器の大きいところをみせた。


そこで私が「ドラフト会議でニセコージと呼ばれたことがあって。何かと思ったらダイエーの三瀬幸司(現中日スカウト)でした」と話すと「面白い!!」とお墨付きを与えてくれた。

その功児さんは、少年時代の武白志くんの指導に熱心だった。試合を見に行った功児さん。始めは遠くで見ていたが、そこはロッテ監督時代にオープン戦で退場になったこともある熱い男。次第にグラウンドに近づき、気がつけばベンチの横に。

「監督があまりにもおかしなことばかりしているから。俺が言わないと、他の父兄は誰も言えないって!!」と、つい熱くなることもあったという。

現在は武白志くんのために家族とともに福岡に移住。一昨年オフ、ある新聞に「DeNA山本功児ヘッド」という記事が出て私は喜んだが、残念ながら実現しなかった。

しかし今年のドラフトでプロ入りすれば、功児さんの役目も、ひとまずは終わるはず。ぜひ再びグラウンドに戻り、熱い指導をみせてもらいたい。(塚沢健太郎)

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