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【サッカーコラム】鹿島・石井監督、「世界2位」で国内外に知らしめた日本人指揮官の価値

【サッカーコラム】

鹿島・石井監督、「世界2位」で国内外に知らしめた日本人指揮官の価値

特集:
No Ball, No Life
鹿島・石井正忠監督 

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 【No Ball、No Life】 「18分の13」。今季のJ1の日本人監督の割合である。一時期に比べ、随分と増えた印象だ。5年前、2013年シーズンは全体の半分以下の8人に過ぎなかった。

 この流れは必然といえる。06年~11年までJ1優勝監督は外国人だったが、12年~16年までは日本人が5連覇を達成している。広島の森保一監督(48)、G大阪の長谷川健太監督(51)、鹿島の石井正忠監督(50)らが実績を残したことで、日本人指導者の評価が上昇。日本サッカー協会や各クラブが取り込んできた指導者育成の成果といえる。

 1993年のJリーグ元年。日本人監督は「10分の8」と大半を占めていた。しかし、95年になるとあっという間に「14分の3」まで落ち込んでしまう。Jリーグバブル全盛だった当時、欧州や南米からやってきたスター選手の指導を、日本人監督が行うことは難しくなってきた。サッカーの知識においても、コミュニケーション能力においても、一流と呼べる指導者の養成が必要となった。

 当時、Jリーグの監督に必要なS級ライセンスは2週間の集中講義で取得できたが、現在ではC級→B級→A級→S級と段階を踏まねばならない。S級取得まで4年はかかるといわれる。それだけの時間と情熱を費やさなければ、J1の舞台には上がれない。

 今季のJ1はお手並み拝見の「新顔」監督が3人いる。就任3年目を迎える札幌・四方田修平監督(43)はJ1で初采配を振るう。98年フランスW杯では岡田武史氏の下で日本代表チームのスカウティング担当を務めた。いわば「岡ちゃんの右腕」である。昨季3位の川崎はコーチから内部昇格した鬼木達監督(42)が就任。前監督の風間八宏氏(55)の攻撃サッカーを継承する。新潟の三浦文丈監督(46)は昨年までJ3長野を指揮していた。いずれも、育成年代のコーチなどを経て、トップチームの監督に上り詰めた“たたき上げ”である。

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