2016.4.11 05:01

コンピューター、将棋も強し!プロ棋士に先勝 電脳戦

コンピューター、将棋も強し!プロ棋士に先勝 電脳戦

第1期電王戦の第1局で、「PONANZA」に敗れた山崎隆之八段=10日、岩手県平泉町の中尊寺

第1期電王戦の第1局で、「PONANZA」に敗れた山崎隆之八段=10日、岩手県平泉町の中尊寺【拡大】

 将棋プロ棋士の山崎隆之八段(35)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負、第1期電王戦の第1局は9、10の両日、岩手県平泉町の中尊寺で行われ、85手で先手のPONANZAが先勝した。

 PONANZAは電王戦出場ソフトを決める大会で優勝。一方、山崎八段は独創的な指し回しが持ち味の実力者だ。対局は持ち時間各8時間の2日制で実施され、ソフトが好手を放ってペースを握り押し切った。

 電王戦の過去3大会は5対5の団体戦で行われ、昨年、プロが初めて勝ち越し。再スタートした今大会から、プロ公式戦の叡王戦優勝者とソフトとの個人戦になった。

 コンピューターと人間の対戦では3月に囲碁で、米グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー「ディープマインド」のソフト「アルファ碁」が、世界最強棋士の一人、韓国の李世●(=石の下に乙)(イ・セドル)九段を4勝1敗で破った。

 山崎八段は「主導権を取りにいったが、うまく切り返されてしまった」。「PONANZA」を開発した山本一成さんは「2日制だったが、問題なく指してくれた。すごくうれしい」と語った。第2局は5月21、22日、大津市の比叡山延暦寺で開催される。