1回、本塁打を放つロッテ・荻野=神宮球場(撮影・中井誠) ロッテの荻野貴司外野手(33)が21日、ヤクルト1回戦(神宮)に「1番・中堅」で出場。一回に先頭打者本塁打を放つと、四回には勝ち越しの適時打を放つなど躍動した。
一回先頭、カウント1-2と追い込まれてからの4球目、ブキャナンの速球をロッテファンで真っ黒に染まった左翼席へ運んだ。5月18日の楽天戦以来、今季2本目の先頭打者アーチに「追い込まれていたので、何とか粘ろうと思っていた。少し甘く入ってきたボールをうまく捉えることができた。本塁打はたまたまです」と振り返った。
勢いは止まらない。その裏、山田哲にも本塁打が飛び出し、プロ野球史上14度目となる、両軍の初回先頭打者本塁打が記録された。2-2となった四回2死二塁で迎えた第2打席、今度はしぶとく三遊間を破る勝ち越しの左前適時打を放った。
「追加点が欲しいと思っていたので、チャンスの場面で打つことができてよかった。先に先に点を取っていきたい」
さらに、五回の第3打席でも左中間へ適時二塁打。三塁打を残し、サイクル安打に王手をかけた。ロッテの頼れるリードオフマンが、神宮のグラウンドを駆け抜けた。