「巨人はウチより弱いぞ。マイコラスが抜けた投手陣が整備できていない。ゲレーロが加入した打線だって、阿部や長野や坂本らも下り坂。怖いとは思わない。敵になるのは3連覇を目指す広島か昨季で自信をつけたDeNAではないか。ウチの投手陣は他所よりいいからね。打線が4点を獲れば勝てる計算が立つ。(優勝を)十分に狙えると思っている」
なんとなんと、春季キャンプ第1クールの期間中に早くも対巨人には勝利宣言をぶっ放したのです。
過去にも自軍の戦力を高く評価する傾向はある球団ですが、ここまでハッキリと「巨人はウチより弱い」とまで言い切ったことはありません。
発言の裏には2つの側面があります。ひとつは阪神の戦力に対する信頼感です。昨季は5人の投手が60試合以上に登板するなど、リリーフ陣が奮闘しました。今季もドリスやマテオ、桑原、高橋、岩崎に藤川球児。それに石崎などリリーフ陣は質量ともに豊富です。若手の小野や才木、それに新人の馬場や高橋遥らの伸びしろを考えれば投手陣に限っていえばリーグ屈指の陣容でしょう。
「メッセンジャーが先発の軸で安定している。これに昨季で自信をつけた秋山がいて、藤浪が復活すれば鬼に金棒。リリーフ陣が昨季と同じような働きを見せれば先行逃げ切りの形ができる。打線が4点を獲れば勝てる計算が立つ」とは阪神OBの言葉です。
打線もロサリオが4番に定着し、糸井、福留、鳥谷らが元気なら昨季以上の得点能力が見込まれる…という皮算用です。要するに打線が4点以上を奪い、投手陣が3点以内の防御率で失点を防げばおのずと勝てる-という自信があるというわけですね。もちろん、計算には「捕らぬ狸の皮算用」が含まれています。そのまま鵜呑(うの)みにはできませんが、阪神球団の首脳陣は少なくとも自軍の戦力に手応えを感じているわけですね。