大阪桐蔭の「ミレニアム世代」は藤原、根尾だけじゃない。今大会初登板で先発を任された2年生の柿木が、待ちわびたマウンドで躍動した。
「大会中、ずっとブルペンで調整してきた。きのう(の練習)から調子がよく、(試合の)入りがよかった」
同志社香里打線のバットがおもしろいように空を切る。二回二死からは圧巻の8者連続奪三振だ。7回を投げて1安打無失点。11奪三振で夏のデビューを飾った。
これまで練習中やベンチ内で、アピールを繰り返してきた。しかし西谷監督には目が合ってもそらされ、ベンチ内で肩を回しても、名前は呼ばれなかった。「ずっと調子はよかったので、連戦の中で(とって)おいていた。本人は投げたくて仕方なかったと思う」と、真意を明かした指揮官。満を持してマウンドに送り出した秘蔵っ子の活躍に「気持ちで投げる投手なので勢いをつけてくれた」とよろこんだ。