7回のピンチを切り抜け、ベンチに引き上げる巨人・田口=ナゴヤドーム(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、中日1-6巨人、8回戦、巨人7勝1敗、6日、ナゴヤD)弱いチームと対戦するときは、絶好のステップアップの場。巨人は中日に感謝してもいいね。
まず左腕・田口。7回1失点で、先発の責任は果たした。右打者からは球が見えやすい分、荒木、ビシエド、平田、そして代打の福田と木下拓と、右ばかりに安打されたことは課題だけど、中日のスタメンに助けられた。5番以下が軒並み打率2割2分台。そうそう連打はないわけだ。
コントロールさえ間違えなければ、最少失点で切り抜けられることも、よくわかったはず。この積み重ねを、2桁勝利につなげるといい。
それより大きな収穫が、6番・長野の3安打。巨人も6番以下が懸案だったからね。なぜか中日バッテリーが内角ばかり攻めてくれたおかげ、ともいえる。長野は、6番に甘んじる存在でもない。「1番に返り咲いてやる」との強い気持ちで、完全復活を目指すべきだね。
もう一度言う。弱いチームとやるときは、ステップアップのチャンス。ありがたみをかみしめつつ、7日も気を緩めずにいくことよ。 (サンケイスポーツ専属評論家)