昨年6月19日のソフトバンク戦。肘が伸びた状態で投げて5回5失点で敗戦投手となった
出前持ちのように! 岩貞は恩師・佐々木監督から肘の角度について金言をもらった
阪神・岩貞の年度別登板成績&年俸推移 ギャラリーページで見る 阪神・岩貞祐太投手(25)が7日、横浜市内で開かれた母校・横浜商大の硬式野球部OB会に出席。恩師の同大・佐々木正雄監督(68)から出前持ちになれと珍アドバイスをもらった。
佐々木監督が出前持ちの形を意識させたのは、『左肘を肩の高さより下げない』ということを伝えるためだ。肘が下がるとリリースが早くなり、球持ちが悪くなる。そうなるとベース上での球の強さが出ない。故障にもつながりやすくなる。肘を上げる意識を持たせるための表現だ。
彼の持ち味は直球とチェンジアップが同じフォーム、同じタイミングで投げられること。だが、昨季中盤は肘が下がり、リリースが早くなっていた。フィニッシュがしっかり取れず、打者に見切られやすくなっていた。佐々木監督も、そこを気にしての助言だろう。
ただ、単に「肘を上げろ」というと上体が前に突っ込みやすくなる。当然、バランスは崩れる。出前持ちに例えたのは、バランスも意識させるためだ。
どの球団のコーチもいろいろな情報を持って指導して、多くのプラスアルファを与えることができる。だが、選手が本来持っているよさ、基本的なポイントをより把握しているのは学生時代にずっと見ていた指導者だ。岩貞は、そういう人からの助言を大事にしてもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)