糸井嘉男外野手の人的補償でオリックス入りした金田和之投手
糸井嘉男外野手の人的補償でオリックス入りした金田和之投手 ギャラリーページで見る 昨年12月26日。年の瀬も押し迫る時期に、新天地での活躍を誓った若者がいた。
金田和之投手、26歳。2012年のドラフト会議で阪神から5位で指名され、入団。150キロ近い真っすぐを武器に今後の成長が期待されていた。ところが、オリックスからフリーエージェントで虎に加入した糸井嘉男の人的補償として、オリ移籍が決まった。
「心機一転です。2年目の数字(40試合登板)を超える活躍をしたい」
会見場で力強く宣言する右腕はオネイビースーツに青色のネクタイ姿。身も心もオリックスの一員になる、という決意が伝わってきた。
阪神入団が決定した際、母校・大阪学院大の教授で、熱狂的な阪神ファンである硬式野球部部長の國定浩一氏は狂喜乱舞。鳴尾浜球場にも足しげく通い、1月の新人合同自主トレ中は何度も球場に顔を見せていた。
素朴な見た目だけでなく、受け答えもおっとりとしている金田。しかし、國定氏は「マウンドに上がると、人が変わる」と話していた。言葉通り、マウンド上では速いテンポから力強いボールを投げ込み、打者を打ち取ってきた。
そんな金田が野球以外で険しい表情を浮かべたときがあった。鹿児島県出身。醸造が盛んな焼酎にこだわりを持っていた。春季キャンプで沖縄・宜野座を訪れた際も泡盛ではなく、焼酎を口に。「やっぱり焼酎ですよ!」と焼酎一筋を宣言していた。
一本筋が通っている九州男児。タテジマは脱ぐこととなったが、京セラドームのマウンドで、躍動する「オリックスの金田和之投手」を楽しみにしたい。(西垣戸理大)