1987年の日本シリーズ。一走の辻は秋山の中前打で一気に本塁を陥れた 西武・辻発彦新監督(58)が11日、熊本・天草市の広瀬運動公園野球場で野球教室を開催。小・中学生約200人を熱血指導した。
中でも熱を帯びたのが走塁の指導。「相手がエラーするかもしれない。絶対にボールから目を離すな!!」と叫び、ベースの踏み方などを事細かに説明。「昔、センター前ヒットで一塁から帰ってきた選手がいたんだ。誰だか分かるか? イチロー? 違うよ、辻さんだよ」と1987年、巨人との日本シリーズで決めた伝説の走塁のエピソードを披露し、準備の重要性を説いた。
現役時代に西武の6度の日本一に貢献した指揮官は「なぜ、(現在の西武が)3年連続Bクラスなのか。選手の意識を変えていかないと、今のままでは勝てない」とキッパリ。伝説の走塁に代表される黄金時代の隙のない西武野球の復活へ、意欲を示した。 (花里雄太)