今季よく走られたことを反省する意味でも、盗塁阻止の練習は重要だ。原口はスローイングに不安があり、梅野はもともと肩の強いタイプ。坂本は無駄な動きが少なく送球が安定していた。
盗塁阻止は投手との共同作業。投手がクイックをしたり、ボール球を投げたりと、互いに協力していかないといけない。
阪神OBの田淵さん(歴代3位の通算阻止率・422)も特別肩が強い捕手ではなかったが、状況をしっかりと把握し、カウントを不利にしてでもボール球を要求してきた。絶対に走者を刺してやるという意思を示していた。盗塁阻止は肩の強さだけではなく、そういった捕手としての嗅覚や判断が必要だ。
やはり理想は固定。1年目の坂本は、ピンチでバタバタするところが見られた。一朝一夕で育つポジションではないだけに、経験を積み、投手からの信頼を勝ち取っていってもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)