日本ハムを支える田中賢介。若手選手の手本となっている 22日に開幕する日本シリーズ。広島では黒田、新井の両ベテランがクローズアップされることが多いが、日本ハムにも頼りになる選手がいる。
正二塁手として、レギュラーシーズンは全143試合に出場。若いチームを支える田中賢介内野手(35)だ。プロ15年目を迎えた今年の目標は「健康第一」。プロの世界で長く生きるには極意があるという。
ナイター以外の日は午後9時に就寝し、朝6時に起床。2歳の長男よりも「早く寝る」ことを心がけている。睡眠は大事。欠かせないアイテムの一つである枕は、自らそば殻を入れて高さを調整。気に入らなければ3日に1度のペースで、そば殻の量を微調整することもある。
さらに、寝室にある窓の縁とカーテンの端にはテープを装着。睡眠を阻害する直射日光が漏れないよう、自ら工夫を施した。
寝るだけではない。食事にもこだわる。「30歳を過ぎたら玄米でしょう」。遠征先でも主食は玄米だ。肉はタンパク質を多く含む鶏肉、魚は青魚か白身で大型魚は食べない。栄養学を学び、自らルールを課している。最近では正捕手の大野、おなかが弱いことが悩みだった岡がベテランにならい、玄米を食べることを取り入れた。日本ハムで玄米ブームが起きつつある。
ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは13打数無安打と不振だった田中賢。第5戦ではスタメン落ちも味わった。再び短期決戦となる日本シリーズ。ベテランの奮起に期待にしたい。(中田愛沙美)