囲み取材で笑顔を見せるヤクルト・田中浩康=東京都港区(撮影・長尾みなみ) ヤクルトから戦力外通告を受けた田中浩康内野手(34)が11日、東京・北青山の球団事務所で記者会見し、「12年間お世話になり、家族のように温かく接してもらった。さびしい気持ちはあるが、次のステップで頑張りたい」と話した。
田中浩は9月下旬、球団から今季限りでの現役引退と来季の指導者就任を打診されたが、現役続行を強く希望。退団し、国内外を問わず選手としての可能性を模索することになった。11月12日の合同トライアウト(甲子園)は今のところ参加の予定はないという。
ヤクルトでの12年間を「厳しい先輩に出会い、底抜けに明るい後輩たちと一緒にプレーしたことはプライスレスな経験」と振り返り、近年は若手の台頭で出場機会を減らしても「山田はリスペクトしている」と言い切った。ベストナイン2度獲得のいぶし銀。愛着のあるチームを去り、獲得オファーを待つ。
「後進の指導を打診したが、交渉の中で現役にこだわる気持ちが強く、断念した」