104キロの巨体が崩れ落ちた瞬間、今季初の単独首位はお預けとなった。2試合連続で3つの空振り三振。巨人が敷いた警戒網にゴメスが引っかかり、抜け出せない。歯車を完全に狂わされてしまった。
「振ってはいけない球を振ってしまった。2試合、何とかしようと力が入りすぎて、ボール球に手を出してしまった」
来日初の3試合連続無安打に終わった主砲はスマートフォンで音楽を聴きながら、ベンチ裏から現れた。悔しい思いをリセットしたかったのか。報道陣を確認すると通訳を呼び、猛省を紡いだ。
象徴的な場面は六回だ。二死二塁から鳥谷が右翼線へ適時二塁打を放ち、ビハインドを3点に縮めた直後だった。右腕・小山に3球で追い込まれ、最後は内角フォークに空を切った。九回二死でも空振り三振。最後は山口が投じたワンバウンドのチェンジアップにも我慢がきかなかった。