パラついてきた小雨を蒸発させるほど、指揮官は燃えていた。29日からは、ゲーム差「2」で追う首位広島3連戦。このタイミングで飛びやすくなっていた統一球が、基準値内の反発係数に収められたボールに切り替わる。甲子園での指名練習を終えた和田監督は、自信の笑みを浮かべた。
「反発係数で野球が変わるわけじゃない。状態がいいだけに気にはなるが、それで野球が大きく変わるわけじゃない。ボールに関しては、平常心でやるしかない」
揺らぎはない。12球団トップの得点(162点)を誇る超強力打線で、リーグトップの防御率(2・99)を刻む広島投手陣を打ち崩すのみ。自信の源は最強4&5番、ゴメス&マートンにある。
「相乗効果以外が考えられないぐらいの効果がお互いに出ている。その2人が頑張ることで、1-3番も二死からでも出れば、という気持ちになる。今は打線が『線』になっている。いろんな効果が出ている」
GMコンビも打倒・広島へ鼻息が荒い。練習は免除されたが、気合十分。開幕27試合連続出塁を続けるゴメスが「全力プレーでチームのために貢献したい」と意気込めば、日米通算1000安打に王手をかけているマートンも「とにかくカープに勝ちたい。自分としてはいい状態にある」と腕をぶした。