試合前に円陣で声出しを担当するヤクルト・中村悠平(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト-中日、11回戦、20日、神宮)流れを変えたい。首脳陣もナインも思いは一緒だ。ヤクルト・中村悠平捕手(36)が試合前、選手たちを集め、鼓舞する声掛けをしたことを明かした。
「みんな一生懸命やっているし、負けようと思ってやっているわけではない。でも、ピッチャーと野手が一つにならないと、一体感も出てこない。『4月、5月は勝ってきている。今年やられっぱなしじゃなかっただろ? 俺らはやればできるし、みんな自信を持ってやっていこうよ』と伝えた」
開幕直後は快進撃を続け、3.4月、5月は勝ち越し。6月以降は苦しんでいるが、チーム野手最年長の中村悠は〝勝てる力があること〟をもう一度、若手選手に思い起こさせたかった。「こういうときこそ一致団結。ピッチャーは粘ってキハダまでつなぐ。バッターは次の打者につなぐ。心のつながりはすごく大事だから、心でつながっていくことでつながりも出てくると思う」。かつて選手会長や主将を務めたベテランだからこその言葉だった。
池山監督も動いた。今まではコーチとスコアラーでミーティングを行い、スコアラーが選手たちに伝える形だったが、この日から全員で行うよう指示。「『一体感を持って戦うぞ』というところをつけてもらいたかった。少しでも勝ちに結びついてくれたら」と狙いを明かした。全員が一丸となって、もう一度エンジンをかけ直す。(赤尾裕希)