(セ・リーグ、DeNA-ヤクルト、16回戦、19日、横浜)27歳のオールドルーキーが勝負のマウンドに立った。DeNAのドラフト4位・片山皓心投手(27)=ホンダ=がヤクルト戦でプロ2度目の先発。「(プロ初登板は)スタンドの熱気、雰囲気に圧倒された部分もあった。まずは打者と勝負する」と鼻息を荒くしていた。
一回は2四球と暴投で2死二、三塁とピンチを招いたが、サンタナを三ゴロに仕留めて切り抜けた。二回以降は直球主体で、打者の的を外した。三回は1死一、二塁とされたが内山を見逃し三振、増田を右飛に封じ、五回まで1失点と粘った。
プロ初登板先発となった4月25日の巨人戦(横浜)は三回途中7失点で無念のKO。約3カ月ぶりの1軍マウンドを前に取り組んだのは、力みのない投球フォームの定着。下半身主導でマウンドの傾斜を意識する動きを染み込ませてきたという。
約3カ月間の2軍調整期間では3人の2軍投手コーチとともに課題の克服に励んできた。入来チーフ2軍投手コーチからは「自分が自信を持って投げれらる球、なぜそれを選んだのか、根拠を考えながら投球するようにしなさい」とアドバイスを受けたという。
「もう一度原点に立ち返って、2軍で練習してきた。それを出せればいい」と片山。ファーム・リーグの直近2登板では11イニングで1失点と安定感を見せ、チャンスをつかんだ。ホンダでの社会人5年間で、2度の左肘手術を経験した苦労人が堂々たる投球を見せた。(児嶋基)