5勝目をあげた楽天・荘司康誠(左)はプロ初安打で決勝打の楽天・繁永晟を称える=楽天モバイル最強パーク宮城(撮影・今野顕) (パ・リーグ、楽天3-2西武、14回戦、楽天7勝6敗1分、18日、楽天モバイル)初物づくし! 楽天のドラフト3位・繁永晟(あきら)内野手(23)=中大=が1軍に昇格し、「7番・三塁」で先発出場。プロ初安打となる決勝タイムリーを放った。
「そろそろ打たないとやばい。今日は、本当にラストチャンスという気持ちで挑みました」
1打席目から三ゴロ、中飛で迎えた3打席目。2-2の七回2死三塁で西武・武内の直球を引っ張り、左前にはじき返した。出場6試合目、通算12打席目で節目を刻んだ。
あわやの失態を免れた。七回は喜びを爆発させて帰塁が遅れ、中継プレーの返球を捕った一塁手ネビンが繁永にタッチ。一塁ベースへの足が先か、タッチが先か。セーフの判定に西武がリプレー検証を要求したが、判定は覆らなかった。
大阪桐蔭高から中大を経て入団したルーキー。開幕は2軍で迎え、ファーム・リーグでは63試合に出場して打率・328、23打点。3、4月、6月と月間MVPを2度獲得し、今季2度目の昇格につなげた。
お立ち台から眺める景色も初めて。記念球と、ヒーロー特典の楽天10万ポイントは家族へ。ヒヤリとした七回の走塁を「いいことだけでは終わらない。警戒する」と反省。至福の瞬間とプロの怖さを味わった。(広岡浩二)