11月23日のファン感謝デーで安打を放つ掛布OB会長。偉大なレジェンドだ 「掛布雅之」を知っているか?
誰でも知っている。このコーナーの読者なら、100%の確率で。
野球殿堂入り、本当におめでとうございます。100%が声を合わせてお祝いしたい。2日は、そのパーティー。すごい数の出席者だった。
虎ソナにとっては、「掛布」の現役時代がドンピシャ、野球が好きになった頃だ。
ドラフト6位の高卒ルーキーが大抜擢で1軍の試合に登場。いきなり打ちまくった。
「史上最強の8番打者」
スポーツ紙にそんな見出しが躍った。
しばらくすると、このフレーズは〝死語〟になる。なぜなら、「史上最強の7番」に変わり、「史上最強の6番」へとドンドン出世していったのだ。やがて不動の4番に。「掛布」のすごさは、打順が逆戻りすることがほぼなかったこと。まぎれもない「ミスタータイガース」だった。
「いいねぇ。史上最強の8番だったよなぁ、最初は。その話をしてくれる新聞記者は大好きだ。階段を昇っていった『掛布』を、若い選手にも教えてやってくれよな」
冗談をまじえながらも、すごく喜んでもらえて、舞い上がった記憶がある。
だから感じる。殿堂入りは遅すぎるぐらいだ、と。
でも、現在のトラ番たちは、「選手・掛布」は全く知らない。最初からレジェンド、というか、あまりにも遠い存在だった。