巨人は22日、東京・大手町の球団事務所で記者会見を開き、岡本和真内野手(29)が今オフ、ポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦することを発表した。11月1日以降にNPBを通じて、米・大リーグ機構に申請する。同システムの利用は、球団の生え抜き選手では2020年の菅野智之以来2人目で、MLB球団と合意に達すれば初となる。
会見に登壇した岡本は「この度、ポスティングシステムを利用してMLBに挑戦させていただくことになりました。この決断を尊重して、背中を押してくださった山口オーナー、阿部監督、球団関係者の皆様、そして、応援してくれたファンの皆様に感謝しています」と語った。
巨人は「岡本和真選手は2015年の入団から11年間で、日本のプロ野球選手としてたぐいまれな成績を残し、3度のリーグ優勝に大きく貢献しました。2023年から2年間はキャプテンを務めるなど、チームの大きな柱でした。当球団としては、このような功績に加え、30歳になる前に大リーグで自分の力を試したいとの本人の思いを受け入れ、ポスティング制度を利用した移籍交渉を了承しました。今後も本人が悔いのない選択をできるよう、全面的に支援してまいります」とコメントを発表した。
岡本は昨オフの契約更改で「昔から憧れていた場所でもあり、目標にしている場所でもある。上を目指してずっとやっているので、野球をしていたらそういう目標をみんな持っていると思う。僕もその一人」とメジャー志向を明かしていた。大物代理人のスコット・ボラス氏と契約を結んでおり、来季中に海外FA権を取得する見込みで、今オフのポスティングシステム利用に注目が集まっていた。
岡本は奈良・智弁学園高から2015年にドラフト1位で入団。NPB11年間で通算1074試合に出場し、1089安打、248本塁打を放つなど、巨人軍の4番打者としてチームに貢献した。23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも活躍した強打の内野手は、既に今オフのメジャー挑戦を表明しているヤクルト・村上宗隆とともに米国でも大きな注目を集めていた。
■岡本 和真(おかもと・かずま) 1996(平成8)年6月30日生まれ、29歳。奈良県出身。智弁学園高から2015年ドラフト1位で巨人入団。18年にプロ野球史上最年少となる22歳シーズンでの打率3割、30本塁打、100打点以上を記録。23年は自己最多の41本塁打をマーク。主なタイトルは本塁打王3度、打点王2度。今季は69試合で打率・327、15本塁打、49打点。通算1074試合で打率・277、248本塁打、717打点。23年WBC日本代表。186センチ、100キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸5億4000万円。背番号25。