〝地獄の春〟へのデモンストレーションだ。巨人・阿部慎之助監督(46)が20日、来春キャンプでの猛練習を予告し、ジャイアンツタウンスタジアムとジャイアンツ球場の室内で実施する秋季練習をテスト期間とすると明かした。
「来春キャンプの模擬試験をやってみようかなと。いろいろなことが起きて、『こうした方がいいんじゃないか』って。春は試すとか言っていられないからね」
リーグ3位に終わり、日本シリーズ進出も逃した雪辱を期す来季へ、ナインに鍛錬を課して挑む。
まず例に挙げたのは投手。来春キャンプでは投げ込みの球数にノルマを設定する。「投げて覚えるしかない。極端に言えば『(ノルマを)投げられなかったらファームにいってもらうから』というくらい。精神修行のランニングも大事」と反復によって心身を鍛える考えだ。
野手には振り込みだけでなく、昨季リーグトップも今季は同ワーストを記録したチーム失策数(78)の改善へ「全体練習の中に守備を1時間作るとか。個人ではやらせない」とチーム全体で守備練習を増やす。長く、厳しい秋が始まる。(谷川直之)