キャッチボールを行う阪神・及川雅貴=甲子園球場(撮影・中井誠) 阪神・及川雅貴投手(24)が20日、甲子園での練習に参加。キャッチボールなどで汗を流した後、日本シリーズへの思いを語った。
「一昨年のポストシーズンで投げれなかった悔しさをずっと感じながらやっていた。チームの戦力としてしっかり投げられるように準備をするだけ」
今季は12球団最多の66試合に登板し、防御率0・87。18試合連続ホールドの日本記録を樹立した。15日からのDeNAとのCSファイナルステージでは、救援で2戦2勝。初めてのCSの舞台もレギュラーシーズン同様、強力打線を力でねじ伏せた。
「いざ投げたら、その時(登板がなかった2年前)ほどの緊張感は感じなかった」
23年は主に中継ぎで33試合に登板。CS、日本シリーズは出場選手登録されたが、救援左腕には防御率1点台の桐敷拓馬投手(26)、島本浩也投手(32)らがいたため、登板機会に恵まれなかった。
「先発でまわっていた人が中継ぎで(ブルペン)待機したり、シーズンとは違う風景だった。(自分は)投げないってわかっていても、勝ちたいという気持ちでソワソワしていた」
あれから2年。CSのマウンドには立った。次の目標は、25日に開幕する日本シリーズのマウンドでパ・リーグ覇者を抑えることだ。「本当に負けられない戦い。すごくプレッシャーを感じると思うけど、ゼロで(ベンチに)帰ってくるのが仕事。グラウンドでは平常心でやっていけるかなと思う」。2年越しの思いを結実させ、日本一の瞬間を心から喜ぶ。(三木建次)