打撃練習を行う阪神・森下翔太=甲子園球場(撮影・中井誠) 阪神・森下翔太外野手(25)が20日、甲子園での全体練習に参加。史上初のCS&日本シリーズでのダブルMVP獲得に意欲を示した。前人未到の偉業もシリーズ男が期待を抱かせる。森下は屋外での打撃練習などで汗を流し、決戦へ準備。CSに続き、日本シリーズでも、最も勝利に貢献した勲章を狙う。
「最終的にはMVPとかを取れればいいですけど、チームが日本一になれるように頑張りたいと思っています」
自身2度目となる日本シリーズで、史上初のCS&日本シリーズでのダブルMVP受賞を目指す。2007年のCS導入後、18年間で誰も成し遂げていないが、森下の短期決戦での勝負強さはレジェンドたちと比較しても光るものがある。
阪神の3連勝で幕を閉じたDeNAとのCSファイナルSでは、第2戦でのサヨナラ弾を含む2度の決勝打を放った。史上初となる新人年から3年連続本塁打を達成し、9打数6安打、1本塁打、3打点と大活躍。今年も一発勝負に好調を合わせ、頂上決戦に挑む。
ルーキーイヤーにも、勝負強さは発揮済みだ。オリックスに4勝3敗で日本一に輝いた23年には、新人ながら全試合に3番として出場。7打点で新人選手の新記録も打ち立て、優秀選手賞に輝いた。「そのときのことも覚えていない。普通にやろうかなと思っています」と冷静に、成長した今の自分でぶつかっていく。
「何も考えていないです。いい思い出とか、悪い思い出とかも別に自分の中では関係ない。自分のやるべきことをやるだけです」
最終戦までもつれ込んだパ・リーグのCSにも「どっちが来ても強いことには変わりない」と話していた。ダブル受賞で再び歴史を塗り替え、阪神を頂点に導いてみる。(中屋友那)