シート打撃で阪神のジョン・デュプランティエと対戦した阪神・中川勇斗=甲子園球場(撮影・中井誠) 阪神は、3連勝での日本シリーズ進出決定から一夜明けた18日、甲子園で全体練習を行った。中川勇斗捕手(21)は日本シリーズでの球団最年少スタメン&本塁打に意欲を示した。
球児虎の戦力へと成長を遂げてきた中川が、最終決戦の舞台で球団史に名を刻む。史上最年少でのスタメン出場&本塁打に向け、熱くハートを燃やした。
「いったるしかないでしょ、それは。(スタメンで)出たいです。出てホームラン打ちたいですね。頑張ります」
3連勝で日本シリーズ進出を決めた翌日の練習でも、気持ちに緩みはない。午前中は全体練習をこなし、午後はシート打撃でデュプランティエを相手に鋭い打球も放った。視線はすでに次のステージに向いている。
阪神が過去7度日本シリーズに進出した中で、最年少でのスタメン出場は1962年第1戦の藤井栄治の22歳8カ月。そして最年少本塁打は85年第3戦の嶋田宗彦(現スコアラー)の23歳8カ月だ。高卒4年目の中川は21歳8カ月で、達成すればともに球団記録更新となる。
CSファイナルステージではDeNA・東が先発した第1戦でスタメン出場を果たし、ポストシーズン初安打もマークした。日本シリーズでも左腕相手のスタメン起用の可能性は高い。さらに、パ・リーグのホームではDH制も採用される。この日の練習は、同じ左翼を争う前川が不在。中川はレギュラーシーズンでは2本塁打だったが、みずほペイペイとエスコンは比較的本塁打の出やすい球場なだけに期待がかかる。
「どうなるか分からないですけど、打たないと出られないし、結果を残さないといけない。もっと練習して、出たら絶対結果を出してチームに貢献したいなと思います」
ガッツあふれる若虎がシリーズ男になって、日本一を引き寄せる。(中屋友那)