延長十回、森下にサヨナラ弾を浴びた佐々木(中央)は、筒香に寄り添われて引き揚げた(撮影・荒木孝雄) (JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ、阪神5x-3DeNA=延長十回、第2戦、阪神3勝、16日、甲子園)DeNAが猛虎の勢いに飲み込まれた。逃げ切りに失敗して延長十回の末にサヨナラ負けを喫し、相手のアドバンテージ1勝を含め3敗と崖っぷちに立たされた。
1点リードの八回から4番手で登板した伊勢が誤算だった。先頭を含む2四球でピンチを招き、佐藤輝に初球の浮いたフォークボールを痛打されて一、二塁間を破る同点打を許した。それでも三浦監督は「頑張ってくれていますから」と責めなかった。
10回、選手交代を告げるDeNA・三浦大輔監督=甲子園球場(撮影・水島啓輔)悔やまれるのは直前の攻撃。先頭の佐野、続く筒香の連打で無死二、三塁の絶好機をつくりながら後続が打ち取られて得点を奪えず、流れを失った。
一回に2点を先行されながら三回に追いつき、四回に牧のソロで一時は勝ち越した。五回表終了後には雨で47分間の中断を強いられたが、続投した先発の竹田は六回途中2失点と粘り、後を受けた中川、3番手の石田裕はともに1回無失点と好投。中継ぎ陣は必死にバトンをつないだが、十回は6番手の佐々木が森下に初球を捉えられてサヨナラ2ランを浴びた。
もう後はない。今季限りで退任する三浦監督は「ベンチにいるメンバー全員で。負けられないですから」と努めて前を向いた。(鈴木智紘)