プロの世界に飛び込み、1年目のシーズンを終えたドラフト5位・佐野大陽内野手(23)=日本海L富山、育成ドラフト2位・嶋村麟士朗捕手(22)=四国IL高知=にルーキーイヤーを振り返ってもらった。
阪神・嶋村麟士朗佐野は守備をアピールポイントとしたが「何もできなかった。率直に悔しいシーズン。守備はバッターの足の速さで焦ってしまったり、自分のプレーができなくなったことが多々あった」と唇をかみしめた。
6月20日には初の1軍昇格も経験。出場機会こそなかったが、その空気を肌で味わった。打率は・266でシーズンを終えた。「今シーズンいろんな体重でやってみて、どういうときに一番いいのかはある程度分かったので、体重管理ともう一度筋力を上げて戦い抜く力をつけたい」と「春先に動けていた」という84キロを念頭にオフの体力強化を狙う。
嶋村はチーム捕手最多の58試合に出場し、「改めて野球って難しいと思いました」と振り返った。リードでは「ちょっと自分が相手のことばかり考えてしまった」と今後は自軍の投手の良さを引き出すためにブルペンで受ける数を増やしたり、動画などで研究していくつもりだ。
打撃も・266の数字を残したが、「長打が少なかった。当てるバッティングが結構目立ったんで、ツーベース以上は狙いたいなと思います」と打てる捕手を目指す。何よりも1、2軍合わせて唯一の左打ちの捕手は魅力だ。「キャッチャーなんで守れることが一番。それプラス打てるように。バッティングと守備は別のスポーツと考えています」と1日も早い支配下登録を狙う。(渡辺洋次)
■佐野 大陽(さの・たいよう) 2002(平成14)年2月14日生まれ、23歳。静岡県出身。常葉大橘高では甲子園出場なし。中部大では全日本大学野球選手権大会に出場。日本海L富山に入団した昨年は39試合出場、打率・333(リーグ2位)、0本塁打、19打点、出塁率・462(同1位)。25年D5位で阪神入団。契約金3500万円、年俸700万円。今季ウエスタン・リーグで91試合出場、打率・266、0本塁打、23打点。右投げ右打ち。178センチ、81キロ。背番号「45」
■嶋村 麟士朗(しまむら・りんしろう) 2003(平成15年)年7月13日生まれ、22歳。高知市出身。高知商高を卒業をしたのち福井工大を中退し、22年に四国IL高知に入団。捕手とDHで23年から2年連続ベストナインに輝き、24年はリーグ3位の打率・350をマークした。25年育成ドラフト2位で阪神入団。今季ウエスタン・リーグで58試合出場、打率・266、1本塁打、22打点。177ンチ、90キロ。右投げ左打ち。年俸300万円。背番号「128」