(パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルステージ、ソフトバンク-日本ハム、第2戦、16日、みずほペイペイ)緊迫する短期決戦でもポーカーフェースを崩すことなく、淡々と投げ込んだ。日本ハム・福島が先発としてポストシーズン初登板。登板前に「初回から全力でいくことじゃないですか。それだけです」と意気込みを語っていた190センチの長身右腕が三回まで、リーグトップのチーム打率・257を誇る強力打線を完璧に封じ込めた。
150キロ超の切れのある直球と130キロ台のスライダーとフォークボール、120キロ台のカーブをアクセントに打者のタイミングを外した。三回まで走者を一人も許さない完全投球を披露。「本塁打もあるし、足も使えるし、めちゃくちゃ嫌」と警戒を強めていた相手打線を沈黙させた。
青森・八戸西高から育成ドラフト1位で2022年に日本ハムに入団した22歳。2軍で着実に経験を積み、昨年3月に支配下登録を勝ち取った。ひょうひょうと投げ込むスタイルは高校時代に指導を受けた元日本ハム・中村渉氏(46)の「マウンド上で表情を出すな」という教えから。プロ4年目の今季は7月13日に初昇格を果たすと、8試合の登板で無傷の5勝、防御率2・25をマークした。
第1戦では同学年で同期入団の達が先発し、6回6安打無失点と好投。「僕と達で(勝ちを)取れたら、良いプレッシャーにはなると思う」と〝共闘〟を誓っていた福島が存在感を放った。