会見するソフトバンク・小久保裕紀監督(撮影・渋井君夫) 「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ前日記者会見が14日、みずほペイペイドームで行われ、ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)と柳町達外野手(28)が出席した。
対戦相手はレギュラーシーズンで終盤まで優勝を争った2位の日本ハム。2年連続でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで日本シリーズ進出をかけて激突する。
レギュラーシーズンで最後は4・5ゲーム差をつけて勝ったが、CSファーストステージでオリックスに2連勝して勝ち上がり、勢いをつけて福岡に乗り込んでくることを小久保監督が警戒した。
「1戦目は伊藤大海が本当にいい投球で、あとを田中正義、また斎藤友貴哉がしっかり締めくくった。オリックス打線といえどもなかなか手がでなかったような戦いだったけれども、2戦目はもう、どっちに転ぶかわからない、ファンの方々が見ていてワクワクドキドキするような試合だったなと思った」
レギュラーシーズンでの直接の対戦成績はソフトバンクの13勝12敗。1点差で決着した試合は14試合と激戦を続けた。「レギュラーシーズンの勝敗もほぼ互角。8月後半から9月とほぼ一騎打ちの優勝争いを繰り広げてきた相手なんで、我々もすごく楽しみ。(冠スポンサーの)パーソルさんがパ・リーグを応援してくれている中、今年はパ・リーグをしっかり盛り上げた2球団だという自負があるんで、締めくくりのパーソル パ・リーグ クライマックスシリーズにしたい」と最高潮に盛り上げる戦いを誓った。同学年の日本ハム・新庄剛志監督(53)には「何をされても驚かないということをまず選手と首脳陣には伝えている。僕自身も何をされても驚かない。彼なら仕掛けてくるだろうな、という思いは常に持っています」とリーグきっての策士として警戒した。
「パワーピッチャーが多い。先発完投型の投手がそろっていることはレギュラーシーズンを戦ってわかった。2連勝で来ているんで、達君が(CSファーストステージ)3戦目(先発)の予定だったが達君を回してこれるのも、一つファイターズにとっては有利な材料かと思っています」と達孝太投手(21)との対戦も覚悟した。
15日の初戦には「(先発投手は)モイネロで行きますよ。おそらく今川、山縣が出てくるんで、そこをしっかり押さえてほしい」とレギュラーシーズンでリーグトップの防御率1・46をマークしたリバン・モイネロ投手(29)をシリーズの開幕投手に立て、期待した。
柳町は今季レギュラーシーズンで日本ハム戦での打撃成績は75打数14安打で打率・187、1本塁打、2打点だった。相手の印象を「150キロを超える真っ直ぐを投げる投手が何枚もいるチーム。打席に入ってもストレートがすごくいいし、力で押してくる。そういう投手が何枚もいるのは本当に強いなと思う」と語り、敬意を示した。決戦へ向け「モイネロに自分のピッチングをさせてあげられるように、先に点をいっぱい取れたらと思う。あと2つの山を登らなきゃいけない。まずこの1つの山を全力で登り切れるように、ファイナルステージでしっかり全員で目の前のことに集中して勝ち切りたい」と力を込めた。
今回のCSでは、賞金100万円が選手に授与される「パーソル賞」として、ファン投票企画「みんなで選ぶ“パない“はたらき投票キャンペーン」を実施。シリーズ開催期間中で一番、パない(ハンパない=普通、中途半端なものではなくものすごいという意味で使われるようになった口語表現)働きをした選手をファン投票で決定。キャンペーンに参加したファンの中から抽選で「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」の得票数上位選手の直筆サイン入りユニホームなど賞品がプレゼントされる。柳町は「僕はバッティングが売りなので緊迫した場面でのヒットだったりホームランだったりで“パない”賞をいただきたい」と意気込んだ。