練習前に円陣を組んで選手たちに訓示する巨人・阿部慎之助監督=東京ドーム(撮影・今野顕) セ・リーグ3位の巨人は4日、DeNAと戦うクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(11日開幕、横浜)へ向け、東京ドームで練習を開始した。阿部慎之助監督(46)は下克上への誓いを立てつつ、ポストシーズンと間隔が空く日程の難しさにも言及した。
「メジャーは(プレーオフの開幕が)翌日とか中1日とか。日本のプロ野球も見習ってほしいなと思いますよね。一回、ちょっと盛り下がっちゃう。将来的によくなってくれればうれしいな」
球界内で度々、問題提起されてきた。巨人は1日のレギュラーシーズン最終戦からCS初戦まで9日間が空く。ファイナルステージから登場する阪神なら、さらに調整期間が長くなる。
指揮官は「何が正解かよく分からない。何か新しいこともしてみないといけないのかな」と6、7日に社会人チームと東京ドームで練習試合を組み、一部の選手を昨年に続いて宮崎のフェニックス・リーグに派遣する予定。実戦感覚を維持する工夫を凝らすが、当然故障のリスクも生じる。
昨季はリーグ優勝を果たしながらもCSでDeNAに敗れた。「負け惜しみかもしれないけど」と、敗因にはしないが、今年1月の12球団監督会議でも「日程を詰めることも(上位の)アドバンテージになるんじゃないか」と日程短縮案を提案したほど。選手の故障リスク防止、ファンの盛り上がりを考えてのアイデアだ。
球団初となる3位からの日本シリーズ進出へ、阿部監督はナインに「もう失うものはない。とにかくモチベーションをどうやって上げるか。やり残しもないようにしよう」と呼びかけた。(谷川直之)