9月5日のヤクルト戦で右前適時打を放ったDeNA・佐野恵太。イニングの合間にベンチ裏常備のビネガードリンクを愛飲 厳しい残暑の中での周到な準備が、レギュラーシーズン最終盤の原動力となっている。リーグ2位のDeNAは、9月前半を10勝3敗と大きく勝ち越した。選手は熱中症の対策として酸味や辛味のある飲食物を試合中に摂取し、高いパフォーマンスを維持。今季からチームの栄養士を務める大村香織さん(47)の話を基に、その効果を探った。
9月に入ってもなお続く暑さに負けず、DeNAが白星を積み重ねている。レギュラーシーズン最終盤の追い込みを後押ししているのが、チームスタッフのサポートだ。この夏から熱中症の対策として、酸味や辛味のある飲食物が球場に用意されるようになった。横浜スタジアムの一塁ベンチ裏にある一室の冷蔵庫には、酢にショウガ、シナモンなどを調合したビネガードリンクが常備されている。
チーム最多の129試合に出場し、打線の中軸を担っている佐野は、イニングの合間にビネガードリンクを飲む選手の一人。コップ半分に注ぎ「毎日元気に試合に出られているので、少なからず効果はあると思う。苦手という人もいるけど、わりかしおいしく飲んでいます」と明かした。
ホームでの試合にとどまらない。9月初めの広島遠征では、宿舎の協力を得てピクルスの汁と一味唐辛子が敵地のマツダスタジアムに用意された。要望したのは4日に先発した平良だった。酷暑の8月中旬に両脚がけいれんし、5回で降板を余儀なくされた試合があり、念入りな対策を講じるようになった。