燕のハマちゃんの存在感が増している。ヤクルト・浜田太貴外野手(25)が8月29日に約4カ月ぶりに出場選手登録されてから全8試合に先発出場し、8戦連続でHランプをともした。
「1番・右翼」でスタメンに名を連ね、一回の第1打席だ。高く上がった飛球を左翼手の佐野が見失い、左翼への二塁打となった。1軍昇格後は25歳の誕生日だった4日の巨人戦(岐阜)で猛打賞(1試合3安打以上)を記録するなど、試合前時点で打率・321(28打数9安打)、1本塁打、4打点。「打ってアピールするしかない」と覚悟を持って臨む中、7年目の右打者が結果を残して食らいついている。
キーワードの一つは「下半身」である。ファームで鍛錬中は、土橋2軍内野守備走塁コーチから盗塁数のノルマを課されていた。具体的な数字は明かさなかったが、特徴的な金髪を黒髪にしたのも、長かった襟足を短く切ったのも、土橋コーチとの〝約束〟を果たせなかったからだという。
もちろんノルマには盗塁の意識を高める目的があるが、もう一つ意図があった。「足を動かして土台をしっかりしないとバッティングにも生きないよ、といわれていました」と浜田。土台作りにもつながっており「手だけになったら打てない。下半身の意識を強くして打ったらいい形になったのでよかった」と効果を実感している。
〝令和のブンブン丸〟の異名を持つ背番号51が、打って打って打ちまくる。(武田千怜)