村上の状態がいい。故障していた箇所が気になっていないのだろう。体も、バッティングもしっかり仕上げてきたという印象だ。1軍復帰戦となった7月29日のDeNA戦(横浜)で、第1打席に東から左翼席にホームランを放った際から、左ピッチャーの球をセンターからレフト方向に打っていて、無理に引っ張っていないと感じた。ファームで練習をしてきた中で、インサイドアウトで振れば、強引に力を入れて振らなくてもボールが飛ぶということに気づいたんじゃないか。以前は引っ張ろうとして体が早く開いてしまっていたが、今はコースなりに打てるようになった。
村上がいるだけで相手チームにとっても大きく違う。4番の前に走者を出したくないというプレッシャーをかけることになるし、バッテリーからしたら嫌だろう。打線を見ても、村上が加わったことでうまく打線が回っている。不在時に主軸として頑張っていた内山が、しっかりと経験を積んで今につながっている。またいい右バッターが現れたなと思う。
村上は今オフにメジャーに挑戦するのかどうかはさておき、残り試合はチームのために最後まで頑張る姿を見せてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)