入団会見でポーズをとる阪神・グラント・ハートウィグ=甲子園球場(撮影・水島啓輔) 阪神の新外国人、グラント・ハートウィグ投手(27)=前メッツ3A=が28日、西宮市内で入団会見に臨んだ。強力リリーフ陣の一角を期待されている最速156キロ右腕は、もとは医者志望という異色の経歴の持ち主。デュプランティエに続く秀才助っ投が、優勝への最後のピースを担う。
私、失敗しないので-。海を越えてやってきた〝虎のドクターX〟が、鋭いメスで優勝への道をさらに切り開く。新外国人のハートウィグが入団会見で決意を込めた。
「とにかく言われたところで腕を振ってチームの勝利に貢献したい。最高のパフォーマンスを届けられるように頑張っていくよ」
キャッチボールする阪神・グラント・ハートウィグ=甲子園球場(撮影・水島啓輔)チーム最長身の196センチ、体重106キロの恵まれた体格を誇り、最速156キロの直球にツーシーム、スイーパーが武器だ。メジャー通算32試合に登板している救援右腕は26日に来日すると、翌27日には早くもチームに合流。甲子園のバックネット裏からDeNA戦を観戦し、「WBCくらいの盛り上がりがレギュラーシーズンからあるんだ…」と驚いた様子を見せた。この日の入団会見前にはグラウンドでキャッチボールを行うなど、1軍合流へ準備を進めている。
「もともとは医者になりたい気持ちもありましたし、野球でプロの道は考えていなかった」
マイアミ大では微生物学を専攻し、もとは医者志望という異色の経歴を持つ。ただ、「プロとして野球ができる時間は本当に限られている。自分でどこまでできるか、試してみたい思いが強かったんだ」と、医師ではなく野球選手として生計を立てていくことを決断。培った医学の知識は野球にも生かされている。「自分自身が何かおかしいなと思えばわりとすぐにわかるかな」。大学時代にはトミー・ジョン手術も経験。オーバースローだったが、術後のリハビリで自分にあった腕の角度を模索する中で、今のサイドスローに行きついた。