1軍復帰を目指すヤクルト・村上宗隆は、「奇跡の一本松球場」でプレーした=陸前高田 主砲が帰ってくる!! 上半身のコンディション不良の影響で2軍調整が続いていたヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、29日のDeNA戦(横浜)から1軍に合流することが27日、決まった。出場選手登録されれば、4月17日の阪神戦(神宮)以来103日ぶりの1軍昇格となる。
万全をアピールする見事なアーチだった。この日は、岩手・陸前高田市の「楽天イーグルス奇跡の一本松球場」で行われたイースタン・リーグ、楽天戦に「4番・三塁」で先発出場。一回2死一塁の第1打席に、実戦復帰後8試合目、22打席目で待望の一発となる2ランをバックスクリーンに放った。
「完璧に捉えることができた。(本塁打が)出たことはよかった」
納得の一振りだった。楽天・坂井が投じた1球目の速球を一閃。集まった2067人のファンを沸かせた。多くの拍手と歓声を受け「うれしいですね。(陸前高田には)なかなか来る機会がないので、こうしてホームランを打ててよかった」と村上。陸前高田は2011年3月11日に起きた東日本大震災で津波による大きな被害を受けた。球場名の由来にもなった「奇跡の一本松」は球場の近くに今も立つ。
チームは依然リーグ最下位ながらも、勢いに乗る。後半戦からの巻き返しへ、最重要のピースだった背番号55は「力になってくれと言われたら頑張りたい」。覚悟を持って1軍の舞台に戻る。