楽天戦で一回、バックスクリーンへ2ランを放ったヤクルト・村上宗隆=陸前高田 (イースタン・リーグ、楽天―ヤクルト、27日、陸前高田)「楽天イーグルス奇跡の一本松球場」に集まった2067人のファンの前で、見事なアーチを架けた。上半身のコンディション不良から1軍復帰を目指すヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、「4番・三塁」で先発出場。一回2死一塁の第1打席で、バックスクリーンへの2ランを放った。
「完璧に捉えることができた。(本塁打が)出たことはよかった」
納得の一振りだった。楽天先発・坂井が投じた1球目の速球を一閃。打った瞬間スタンドインを確信した。陸前高田といえば、2011年3月11日に起きた東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた地。球場名の由来になった「奇跡の一本松」は今も球場近くで力強く立っている。この日は子供たちを含め多くの人に声援や拍手を送られ、期待に応えた。
「うれしいですね。なかなか来る機会がないので、こうしてホームランを打ててよかったです。僕の一本にそんな力はないと思いますけど、少しでも喜んでいただけたらうれしいですし、これからもテレビ越しで見る方々いると思うので、そういう人たちに向けてやれればなと思います」
ヤクルトファン、楽天ファン関係なく、村上の打席では拍手と歓声が起こった。あの一本が、多くの人たちを感動させたことは間違いない。