四回、2点二塁打を放った丸はベンチに向かって拳を突き上げた(撮影・萩原悠久人) 巨人は28日、DeNA9回戦(東京ドーム)に5-0で快勝し、2連勝を飾った。四回に丸佳浩外野手(36)が先制の2点二塁打を放ち、六回はオコエ瑠偉外野手(27)が3点三塁打。新1、2番コンビが全5打点をたたき出し、米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した難敵、トレバー・バウアー投手(34)を攻略した。
36歳のベテランが気持ちを前面に出した。均衡を破る2点打を放った丸は、二塁へ滑り込んで大きくガッツポーズ。右手をさらに高く掲げ、ベンチに向かって白い歯をこぼした。
「いいストレートを内外角に決められていた。追い込まれたけど、あそこは前に飛ばしたいなと。結果的にああいう形になってよかった」
4回、2点適時二塁打を放つ巨人・丸佳浩 =東京ドーム(撮影・萩原悠久人)0-0で迎えた四回2死二、三塁だった。マウンド上は米大リーグ、レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたバウアー。フルカウントから外角の155キロの直球を捉え、右中間へ弾き返した。好投手を打ち崩す一打に「モーションを細かく変えてくる投手なので、タイミングで惑わされない意識をしていた」と胸を張った。
バウアーとの対戦は今季3度目。前回5月3日には敵地で6安打完封を許していただけに、チームとして雪辱した。丸は開幕直前、3月のオープン戦で走塁中に「右大腿二頭筋筋損傷」を負い、5月下旬に復帰した。バウアーが前回DeNAに在籍した2023年の対戦成績は3打数1安打。今季初対戦で決勝打を放った。
新たな1、2番コンビが躍動している。リーグ戦再開となった27日のDeNA戦(東京ドーム)で1番丸、2番オコエの並びが誕生。この日は丸の先制打に続き、オコエが六回1死満塁から左中間へ走者一掃の三塁打を放った。全5打点を2人で記録し「(オコエは)調子に乗ったら打ってくれるからね」と〝丸節〟でたたえた。阿部監督は「(丸、オコエが)チャンスメークしたり、(走者を)かえしてくれている。動かせなくなってきましたね」と信頼を口にした。
チームは2連勝を飾るも勝率の差で広島と入れ替わり、3位に後退する珍現象に見舞われた。首位阪神とは3・5ゲーム差。5月23-25日のヤクルト戦以来、約1カ月ぶりとなる同一カード3連戦3連勝へ、躍動する1、2番が打線を引っ張る。(原田優介)