八回、三振に倒れたヤクルト・山田哲人(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、中日2-0ヤクルト、8回戦、中日4勝3敗1分、14日、バンテリンD)アビラは正直、パワー系とは呼べず、それほどスピードはない。どれが勝負球になるのか、つかみどころもない。それでも、メジャーで主にリリーフを働き場所にしていたことを考慮すれば、見方も変わってくる。
来日初先発でテンポよく6回1失点。イニングは稼げそうなので、投球術を磨き、ある程度の間隔で先発できれば、流行の「ブルペンデー」は無用。チームは助かる。
ただし、ヤクルトの現状の問題点は打線。負傷者続出でベストのオーダーが組めない。数年来の悩みでもある。原因は練習量の不足ではないだろうか。練習量の多いチームにけが人は少ない。現場で指導した経験則だ。
シーズン中でも野手は鍛えないといけない。今はハラスメントなどの制約があるかもしれない。ならば、選手が率先して練習量を増やすこと。主力を欠くときこそ、スターになれるチャンス。
何年に1回は決まって強いチームになるのが、ヤクルトの魅力。今からでも遅くはない。練習を重ね、才能を伸ばしてもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)