覚醒の時を迎えたオリックス・太田椋 =京セラドーム大阪(撮影・中島信生) 2年ぶりのV奪回を目指すオリックスの月イチ企画「Monthly バファローズ」がスタート。前月のキーマンをピックアップして1カ月を振り返る第1回(3、4月)は、リーグトップの打率・411(3、4月)をマークして「大樹生命月間MVP賞」も初受賞した太田椋内野手(24)が登場。打球速度と練習へのこだわりを熱く語り、2桁本塁打を新たな目標に設定した。(聞き手=織原祥平、次回は6月10日付に掲載予定)
――今年で7年目のシーズン。ここまでの成績を振り返って
「よくできているなと思います。想像以上ですね」
――オープン戦からいい取り組みができていた
「オープン戦で割り切ることはしっかりできたので。(打率が1割台でも)あくまでオープン戦、と頭の中では(考えて)いました」
――打席での余裕が生まれたと以前に話していた。その理由は
「去年から余裕ができてきて、ちょっとずつ考え方も変わりました」
――考え方が変わった部分は
「もちろん、結果を出したいですけど、なんでもかんでも打ちにいくのではなくて、しっかり狙い球を絞りながら打席に立てていることですね」
――そうなったきっかけは
「やっぱり結果を残すことができたから。去年、結果がついてきてくれたから、余裕を持てるようになりました」
――昨季は自己最多の91試合でキャリアハイの成績を残せたことも自信に変わった
「しっかり土台ができたというか。そこから上積みできるように、と思っています」
――一番大事にしていることは
「練習が試合に(結果として)出ると思うので。練習が一番大事だと思います」
――練習の中で意識していること
「やっぱりフリー打撃でしっかり低くて強い打球を打つことは一番意識しています」
――打球速度へのこだわりもある
「そこまで重要視はしていないですけど(速度が)あるに越したことはないので」
――今はどれぐらいの速度が出ている
「170キロ後半です」
――その数字はどれくらい上がっている
「去年ぐらいからしか測っていないですけど、ちょっとずつ上がってきて(昨年に比べて)2、3キロくらいだと思います」
――打球速度を求める理由は
「ヒットになる確率も高くなるからです。低くて伸びる打球というのはこだわっています」
――現在も打率はリーグトップ(・348)。こだわる数字などは
「正直、どの数字もそんなに意識したくはない、というのが本音ですね(笑)」
――結果を気にしすぎず割り切れている
「本当に次から次へと試合がやって来るので、引きずらないように。次の対戦相手のことを考えることが多いです」
――今年のチームのキャッチフレーズは『常熱(じょうねつ)#Bassion』。情熱を持ってやっていることは
「どんな展開になっても諦めずにやることが大事。チームにもそういう姿勢は浸透しているのかなと思います」
――どうやってそういう雰囲気が生まれた
「(今年から野手主将の)頓宮さんが率先してやってくださっています。内野フライを打ち上げてもしっかり走りますし、そういう姿を見て、僕たちもやらないといけないなと、より意識するようになりました」
――先日のオリっこデーでは背ネームが『タマル』だった。ファンから呼ばれることも多くなった
「『タマル』と呼ぶファンの声は聞こえます。春季キャンプ中とかにそう呼ばれることが多いですね」
――ファンの間でも浸透している『はなまるたまる』というフレーズにちなんで、自分の成績で花丸をつけたい数字は
「ホームランです。この時期に4本打てるとは思っていなかったです」
――去年は自己最多の6本塁打。本塁打が増えている理由
「(打席ごとに)割り切りができているのも一つだと思いますし、あとは本当に状態が良かったので、しっかり結果として出ているのかなと思います」