2勝目を挙げた阪神・伊原陵人=甲子園球場(撮影・中島信生) (セ・リーグ、阪神1ー0中日、7回戦、中日4勝3敗、11日、甲子園)自ら招いたピンチの行方を、祈りながらベンチで見届けた。後を託した湯浅が3アウト目を奪うと、ドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=は何度も手をたたき、救世主に一礼。4度目の先発で六回途中無失点の好投を見せ、今季2勝目を挙げた。
「野手の皆さんが打って、守ってくれて、中継ぎの皆さんがしっかり抑えて、僕に勝ちが入ってきただけ。チームとして自分のできることを一生懸命頑張れば、いずれ勝ちにつながると思う」
スコアボードにゼロを重ねてきたルーキーが、1-0の六回にピンチを招いた。先頭から連打を許し、その後、2死一、三塁。わずか66球も、藤川監督からは交代を告げられた。湯浅が無失点に切り抜け、2勝目の権利を保有。その後は及川-石井-岩崎のリレーで、1点を守り抜いた。
10日の中日戦でマダックス(100球未満で完封勝利)を達成した智弁学園高の先輩・村上の姿に伊原は刺激を受けた。