アンダースローで軽快に投げ込む与座。松沼兄が付けた背番号15を継承した(撮影・尾崎修二) 西武は9日、ロッテ5回戦(大宮公園)に1-0で勝った。先発した与座海人投手(29)が6回4安打無失点で今季初勝利をマーク。同じ右投げのアンダースローで、通算112勝(94敗1セーブ)の〝兄やん〟こと、松沼博久氏(72)がつけた背番号15を2023年オフに譲り受けて以来、先発で初白星を挙げた。
雨が降りしきる中、背番号15が躍動した。与座が6回4安打無失点の粘りの投球で今季初勝利。完封勝利を飾った2023年8月2日のソフトバンク戦以来となる先発で白星を挙げ、お立ち台で満面の笑みを浮かべた。
「この雨に負けじと自分のパフォーマンスを出せるように一人一人投げた。なんとかゼロでかえってくることができてよかった」
大宮公園で迎えた今季2度目のマウンド。試合開始早々から雨が降る悪条件の中、緩急を生かした投球でロッテ打線からアウトの山を築いた。味方が1点を先制した直後の六回は「ここは3人で(抑える)と、より一層気持ちを入れた」と難なく三者凡退で切り抜け、88球で6回を無失点で救援陣につないだ。
西武・松沼博久投手(1988年05月19日)2022年に10勝を挙げ、初の2桁勝利をマーク。23年オフに、同じアンダースロー右腕の〝兄やん〟こと、松沼博久氏がつけた背番号15を受け継いだ。今季は開幕ローテーションの座を手中に収めながらも、直前に体調不良で離脱。この日、テレビの解説で球場を訪れていた松沼氏の前で快投を披露した。背番号15をつけて初めての先発での勝利に「球場でお会いすると、いい時も悪い時も『頑張れ』と言ってくださる」と感謝を口にした。
チームは2連勝で再び貯金を2とした。2位・日本ハムを1ゲーム差で追う。西口監督は「(与座は)テンポもよく、いろいろ工夫しながら投げていた」と目を細めた。球団の黄金時代を築いた松沼氏へ敬意を表し、与座は「ライオンズの15番を受け継いで投げられることに誇りを持っている」と胸を張った。(石井孝尚)