一回に中安打を放ちポーズを決めるヤクルト・内山壮真 (撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト-巨人、8回戦、10日、神宮)泣きどころを埋めるピースとなる。捕手に加え、内外野を守れる万能選手のヤクルト・内山壮真捕手(22)が2試合連続で「4番・右翼」で先発出場した。
「ヤクルトはロング(長打)、ロングで点を取っていくチーム。そういった役割を僕がどんどんやっていければいい」
石川・星稜高から入団して5年目の右打者は、9日の巨人戦(神宮)で通算208試合目にして初の4番打者として出場。首脳陣の起用に応えるように、八回には〝4番初アーチ〟となる1号ソロを左翼席にたたきこみ、結果で応えた。
主砲の村上が上半身のコンディション不良で離脱する中、30試合で27通りの打順が組まれるなど探り探りの日替わり打線で臨んでいる。高津監督は「(後ろの打者に)つないでほしい、動かすことも含めた4番起用」と狙いを説明し、「体は小さいけど、大きなホームランを打てるのは魅力。すごくいい存在」と高評価していた。
2季ぶりのアーチで4番デビュー戦を飾ったが「次はチャンスの場面でああいうバッティングができるようにやっていきたい。この感覚を継続できればいい」と前を向いていた。一回2死一塁では、好機を広げる中前打。5試合連続安打を記録するなど、「4番・内山」としてこの日もバットで存在感を示した。(樋口航)