2回 本塁打を放った西川愛也(左)と笑顔でハイタッチする西武先発の高橋光成 =ベルーナドーム(撮影・尾崎修二) (パ・リーグ、西武7-1ソフトバンク、9回戦、西武5勝4敗、7日、ベルーナD)長い長い13連敗を抜けた後は連勝が待っていた。西武・高橋光成投手(28)が毎回の6安打を許す苦しい投球ながら、5回1失点。前回登板の4月29日の楽天戦に続く2勝目で、チームの連敗を3で止めた。
「本当、勝ち星とはこういうもの。(サッカー元日本代表の)本田圭佑さんが『ゴールはケチャップみたいなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る』と言っていた言葉がすごく頭に今、来ていますね」
4四球を与えたが、二-四回は3イニング連続の併殺で切り抜けた。降板後はベンチで西口監督から頭にチョップをもらったが、「しようがない。今日の内容だったら、もっと強いチョップでもよかった」と苦笑いで猛省。自身13連敗中には7戦連続援護点0という味方打線との巡り合わせにも泣いたが、この日は二回までに4点をもらった。
投球内容は満足できなくても収穫もあった。前回登板では最速152キロだったが、この日は154キロ。「出力が上がってきたことはポジティブに捉えています」と完全復活に手応えを口にした。
597日ぶりのウイニングボールはプロ1勝目からと変わらず、両親にプレゼントした。エースの称号を今井に奪われた中、「エースの肩書がなくても、チームに貢献できることは絶対ある。野球も大事だけど、普段の立ち振る舞いも大事」と力を込めた。(東山貴実)