ファイナルピッチセレモニーで捕手を務めた原口文仁と握手を交わす阪神・秋山拓巳=甲子園球場(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、阪神ーDeNA、24回戦、30日、甲子園)試合前に、今季限りで現役を引退する阪神・秋山拓巳投手(33)の「ファイナルピッチセレモニー」が行われた。
阪神・秋山拓巳のファイナルピッチセレモニーでは打席にDeNA・筒香嘉智が入り、捕手は原口文仁が務めた =甲子園球場(撮影・根本成)高校時代から踏みしめてきた思い出の甲子園のマウンドに立つと、捕手役として高卒同期入団の原口の名前がアナウンスされ、さらに打席には同学年のDeNA・筒香。「練習中に久々に会って、『ちょっと(打席に)立ってや』という感じで言ったら立ってくれた」と〝対決〟が実現した。外角低めを狙ってワインドアップから投じた一球はワンバウンド。「試合でも投げたことのないようなストレートを投げてしまって、ちょっとびっくりした」という投球にはなったが、全力投球で現役生活を締めくくった。
ファイナルピッチセレモニーでスピーチする阪神・秋山拓巳=甲子園球場(撮影・松永渉平)岩崎らから花束を受け取るとマイクを手にし、スタンドへあいさつ。「引退発表してから泣いてばかりで…。次の涙は、タイガースのみんなに頑張ってもらって、日本一まで取っておきたいと思っています」と宣言しながら、感謝の言葉を述べた。ただ、その後に沸き起こった大歓声を全身で受けると、「最後のライトスタンドからの声援はちょっと、『泣かない』と言っていたので危なかったです」と心を震わされた。素晴らしい光景を、大声援を思い出として胸にしまい、プロ野球選手生活に幕を下ろした。