ヤクルト・サンタナ(左)が一回に先制2ラン。オスナとジャンピングタッチ=神宮球場(撮影・今野顕) (セ・リーグ、ヤクルト5×-4巨人、25回戦、巨人13勝12敗、29日、神宮)燕党の歓声に乗って、打球は一直線に左中間席へ伸びた。首位打者のタイトルを争うヤクルトの頼れる助っ人砲、サンタナが一回に2試合連発となる先制の16号2ラン。チームに勢いをもたらした。
「しっかりボールを見極めて、甘く入ってきた球を一発でとらえることができました」
1死一塁で迎えた第1打席。カウント2-1から巨人の先発左腕、グリフィンが投じた146キロの直球を一閃した。高めに浮いた球を逃さず仕留めて今季16号とした。2-1の三回無死一、三塁では右前適時打を放ち「逆方向にうまく打つことができた」。試合前時点でリーグトップの打率・314。2位のオースティン(DeNA)は同・311と肉薄する中、1、2打席目にHランプをともした。
自身初となる首位打者は射程圏だが、来日4年目の助っ人は「(タイトル獲得は)正直、自分の中ではそこまで意識していない。取れたらいいなというくらいの気持ち。自分のベストを尽くし、チームのために頑張りたいという気持ちが最優先ですね」と言い切り、フォア・ザ・チームの精神を貫く。
好調の要因は準備とし、「ルーティンをつくって、それを毎日こなすことがすごく大事。今年はそれがすごく安定しているので、成績も安定している」と話す背番号25が、最後まで燕打線をけん引する。
試合は3-4の九回に1死二、三塁のチャンスをつくる。松本の二ゴロ野選でまず同点、続く長岡が右前適時打を放ち逆転サヨナラ勝ちした。