甲子園で勝利の儀式を行う阪神・岡田彰布監督。本拠地ゲームは残り15だ 本拠地・甲子園での残り15試合は全部勝つ! ならば残り26試合を21勝5敗で奇跡の逆転優勝が見えてきます。岡田彰布監督(66)率いる阪神は117試合消化時点で58勝53敗6分け。首位・広島に4ゲーム差の3位です。広島との直接対決は3試合。自力優勝の可能性が消滅している状況で、宿願のリーグ連覇は風前の灯火と言われますが、奇跡のシナリオが残っているとすれば、甲子園球場での15試合を全部勝つことです。ならばVライン到達の可能性が浮上します。今季の甲子園では28勝17敗2分けで現在は7連勝中。地元ファンの熱狂的な応援を背に不可能を可能にするしかVの道は開けません。
奇跡の扉は開くのか。それとも閉じられたままなのか…。1950年の2リーグ分立以降、初のリーグ連覇を目指している阪神は117試合を消化した時点で58勝53敗6分けの貯金5で首位・広島に4ゲーム差の3位ですね。上には広島と2位・巨人がいます。広島との直接対決は3試合。自力優勝の可能性が消滅している状況はもう苦しいの一言でしょう。
「広島の残り試合が33試合。阪神よりも7試合も多い。特に今季、11勝5敗と圧倒しているヤクルト戦が9試合も残っているのが気になるよ。目標を失ったヤクルト相手にもっと勝つ可能性もある。阪神は相当なハイペースで勝ち続けないと広島を上回れないよ」とは阪神OBの言葉です。
25日の広島戦の三回、逆転3ランを放った阪神・森下翔太状況を考えれば、数字以上の厳しさがあり、岡田監督は追い込まれたと表現していいでしょう。
しかし、今季の117試合を振り返れば、ここで負ければ勝率5割を切る…という試合はことごとく勝利し、借金転落の危機を乗り越えてきています。23日からのマツダでの広島3連戦も状況によっては、優勝へのマジックナンバー点灯ーという危機でしたが、2勝1敗と勝ち越し。特に25日の第3戦は2点のリードを許しながら、三回の森下の12号逆転3ランなどで7ー5の辛勝。試合後の岡田監督も「(勝つことがすべてか?)そういうことよ。そらもう、勝ち負けやから大きいよ」と喉を鳴らしました。
何度も襲ってきた剣が峰の戦い。それを乗り越え、踏ん張ったからこそ首の皮一枚…残っているとも言えるでしょう。そうした厳しく、辛い戦いはまだまだ続きますが、球団の歴史を塗り替える連覇をここで諦めるわけにはいかないですね。
今季の90試合を消化した時点で43勝42敗5分けでした。このコラム(「岡田阪神の連覇条件は残り53試合で36勝 起爆剤はサトテルだぁ」=7月23日アップ)では残り53試合で36勝すれば、79勝59敗5分けの貯金20となり、ここ10シーズンにおけるセ・リーグの優勝ライン付近に到達する…と書きました。それから27試合は15勝11敗1分け。ハイペースとはいかないまでも貯金は増やしました。しかし、逆転優勝するためには、もっともっと驚異的な勝率を残さないとダメでしょう。79勝のためには残りを21勝5敗。めまいがしそうな数字ですが、広島は残り33試合を20勝13敗で79勝に到達しますね。巨人は79勝到達には残り28試合を19勝9敗です。
数字を並べてみると嫌になってきますが、25日の広島戦のヒーロー・森下は試合後のインタビューでこう答えました。
「本当に最後の最後まで何があるか分からない。本当に一戦一戦勝つというところ。(これからの3連戦は相手に)3タテさせることが出来れば最高の結果ですし、そこを目指してやっていきたい」