2回、本塁打を放ち生還したヤクルト・村上宗隆はベンチ前でナインとタッチを交わす=神宮球場(撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト2-8広島、16回戦、広島11勝5敗、18日、神宮)神宮の夜空に逆方向の左中間へと伸びる主砲らしいアーチを描いた。ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が0-3の二回に9試合ぶりとなる今季22号ソロ。通算213本塁打に到達し、プロ7年目までの通算本塁打数で王貞治(巨人)の212本を上回った。
「あまり実感はないです。もっともっと打てるように頑張ります」
先頭で左打席に入ると、カウント2-1から九里が投じた真ん中低めに落ちる変化球をすくい上げた。高い弾道の放物線を描いて柵越えし「しっかり押し込めたという感じ」とうなずいた。
令和初の三冠王に輝いた2022年に、王貞治のシーズン55本塁打を超える日本選手最多の56本塁打を放った主砲。またも偉大な先輩が残した記録を上回った。
最下位のチームは首位の広島に敗れたが、今季22本塁打は2位のオースティン(DeNA)と2本差のリーグトップ。60打点は並んでいた岡本和(巨人)を抜き、単独トップとなった。打撃部門2冠とし「もっと頑張りたい」と村上。勝利につながる一打を放つ。(武田千怜)