2月の宮崎キャンプで左打席でロングティーを行う浅野 (セ・リーグ、広島4-5巨人、19回戦、広島12勝7敗、18日、マツダ)巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=香川・高松商高=が18日、広島19回戦(マツダ)に「7番・右翼」で先発出場し、通算12打席目でプロ初本塁打を放った。
浅野は類まれな左右のバランスを誇る。プロでの登録は右投げ右打ちだが、中学時代から本格的に取り組んだ左打ちも非凡。「バットコントロールは左の方がいい気がする」と自覚している。
高校2年時に日米通算4367安打のイチロー氏から指導を仰いだ際、香川県の野球場で左打席から左中間席にたたき込み「化け物」と驚かせた。体のバランスを整える手段としてプロ入り後も左打ちを取り入れ、新人合同練習や春季キャンプで実践してきた。
左投げも力強く、石森2軍トレーニングコーチは「上手に投げる。左の方がいいんじゃないかな」と冗談交じりにたたえる。高校3年時の握力は右が66キロで左が64キロと大差なし。左足でサッカーボールを蹴り、両足でリフティングする。
運動のメカニズムや合理的な使い方を把握しているからこそ、自在に体を操れる。石森コーチは利き腕と逆の左投げも巧みなパドレスのダルビッシュを引き合いに出し「そうやって体を操作できることはすごく大事。大きなアドバンテージ」とルーキーを評価した。(鈴木智紘)