2023年のスローガン「A.R.E.」を手に記念撮影に応じる阪神・岡田監督 (代表撮影) 当番デスク席の阿部祐亮は、翌日の新聞の設計図ともいうべき紙面コンテを書きながら、思わず苦笑いだ。3面に「ARE」と書いたつもりが…。
「どうも変な感じがしたんですよ。見直したら『ABE』になってまして。アレが正解なのに、自分の名前、アベと書いていたんです。子供の頃からABEは書き慣れてますからねぇ。しかもRとBは形も似ていますから」
非常にずうずうしい。全国のアベさんには申し訳ないが、阪神タイガースのスローガンがアベではまずい。アベさんという監督や球団社長がやってきて、強引に自分の名前をスローガンにする〝暴挙〟にでも出ない限り、絶対にない。
でも、ほんの3カ月前まで「アレ」がスローガンになると想像していた人は、地球上にいなかっただろう。これは間違いなく断言できる。
タイガースに関心のない方はAKBグループの新しいユニットと思ったかもしれないけれど、タイガースに関心のある方にとっては、実にタイムリーな、ウイットの効いたスローガンだ。
ご丁寧に読み方まで球団が指定してくれている。「エー・アール・イー」だとか。これは「アレ」と読んでほしいという本音が見え隠れしていると勝手に解釈した。