大竹は入団会見でポーズを取る。目指すはスアレス先輩! スアちゃんに続け! ソフトバンクから阪神に現役ドラフトで加入した大竹耕太郎投手(27)が16日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「49」。近年、1軍で結果を残せていない左腕は、2020年に同じく鷹から加入して守護神へ出世したロベルト・スアレス投手(31)=現米大リーグ・パドレス=のように、新天地での大化けを誓った。
スーツ姿で会見に臨んだ大竹は瞳を輝かせた。成功のモデルケースがある。自身と同じくソフトバンクから加入して大出世したアノ人の名前を出し、決意を示した。
「スアレスさんもホークスで結構、悩まれていた。先発したり中継ぎしたり、難しい立場で。阪神で抑えをやられているのを見て、こんなに環境で変わるんだと分かりました。自分も移籍をきっかけにいい方に変わっていけるように、前向きにやりたいと思います」
スアレスは鷹時代の2017年に右肘を手術。復活しきれず、19年限りで戦力外通告を受けた。しかし、阪神と契約して20年に復活。守護神として2年連続で最多セーブのタイトルを獲得し、今季からは米大リーグ、パドレスで活躍している。
元鷹のスアレスは阪神に加入し、守護神として活躍した大竹は18年にソフトバンクに育成D4位で入団。多彩な変化球を操る軟投派先発投手として同年に支配下を勝ち取る中で、苦しい時期を過ごしていたスアレスを見ていた。そして、虎で鮮やかによみがえった姿も―。「環境のせいにすることはないんですけど」とつけ加えたが、3年連続で1軍でほとんど登板機会をつかめなかった自身の姿を、重ねた。
熊本県出身で関西とは縁がない。それでも、幸いなことにタイガースには顔なじみがいた。「ホークスから阪神に来て活躍されている先輩方に続けるように」。今季、虎に育成で加入して復活した渡辺雄は18年育成入団の同期で、LINEで連絡を取り合う仲。すでに家探しなどでアドバイスをもらった。元鷹といえば二保や加治屋もおり、何より岡田監督は早大の大先輩にあたる。